ご訪問、ありがとうございます。サイト管理人のmicco(みっこ)と申します。
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大学を卒業した後は、先輩たちのように、”ふつうに”就職できると思っていたのですが、就職氷河期に突入し、正社員の仕事に就くことが、できませんでした。
2つ上の先輩たちは、たくさんの就職先候補から、1つを選ぶのが難しいと話していたのに、自分の時になったら、就職説明会に参加することさえ難しかったことを、覚えています。
卒業後は10年間ほど、バイトや派遣社員、契約社員を経験し、30代半ばで初めて、正社員の仕事を得ました。
その後は転職せず、ずっと同じ会社で、人事部員として働いています。
あこがれの正社員になれたことがうれしく、無我夢中で働いていたのですが、ふと気づくと、周囲の同年代たちは、リーダーや、課長といったポジションにあがっていっていました。
「自分だって…」と焦る気持ちもありましたが、そういった面には縁がなかったようで、今に至るまで、一般職として働いています。
あの時、もっとがんばっておけばよかった、と思う気持ちが、ないわけではありません。
ただ今、振り返ってみても、当時は治療で7年ほど通院していたこともあり、あの時以上に仕事で成果を上げるのは、厳しかったと思っています。
ワークライフバランスという言葉はありましたが、それは主に育児を行う正社員の権利であって、個人的な理由で通院を続ける筆者には、縁のないものでした。
通院は理由にならないので、誰にも言っておらず、とにかく仕事に迷惑をかけないよう、ワークとライフのバランスを保つので、精一杯でした。
今の時代なら、個人的な理由であっても主張して、仕事の調整をつけることも可能なのかもしれません。
ただ当時の自分には、それが難しく、最大限がんばった結果が、今の自分なのだと思っています。
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40代も後半になり、少しずつ、自分の理想と現実が歩み寄ってきた感覚があります。
このまま真面目に、静かに定年、あるいはその先の再雇用まで、今の会社で過ごしていければ、それで充分、幸せかもしれない…などと思い始めていた矢先。
なんと、出向になってしまいました。行き先は、関連会社、いわゆる子会社です。
この年齢での出向、しかも管理職でもなく、ただの一般職。人事的には、かなり微妙な立ち位置です。
「即、転籍」とならなかったのは、一応は40代だったから、でしょうか。
おだやかな老後を夢見ていた筆者ですが、急遽、思いもよらない、出向生活に突入することになりました。
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いつかは、元の会社に戻れるのか、あるいは、このまま転籍となってしまうのか。
出向前に、上司に尋ねてはみましたが、教えてもらうことはできませんでした。
想定外の出向とはいえ、どんな職場なのかは、行ってみなければわかりません。
もしどうしても合わなければ、最悪、辞めるという手段もあります。
(辞めたら生活がなりたちませんが…)
とりあえず、進んでみることにしました。
うまくいけば、新たな出会いから、何かと何かがつながることも、あるのかもしれません。
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このブログは、出向を機に、仕事や生活に関する正直な気持ちを記録しておきたくて、始めることにしました。
特に、近い将来(定年)に対する不安や、仕事の不安定さなど、40代サラリーマンの悩みについて、つづっていきたいと思います。
共感くださる方がいれば、うれしいです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。