- 職場の人間関係が合わなくて、つらい…
- 人間関係が合わなくて異動するのって、”逃げ”なのかな?
- 異動願に「人間関係が合わないから」って、書いてもいい?
「職場の人間関係が合わなくて、つらい…」
「人間関係くらいで、異動願をだしても、いいのかな…」
そう、悩んでいる人も、多いのではないでしょうか。
仕事をすすめる上で、人間関係は欠かせない。
その人間関係が合わなければ、仕事に集中できず、成果を出すこともできません。
「思い切って、異動願をだし、新しい環境でがんばってみたい」
と思うのは、当然のことでしょう。
そして実際、多くの人たちが「人間関係」をリセットするため、異動を利用しています。
本記事では「人間関係が合わなくて、異動したい」「異動願に、本当の理由を書いていい?」と悩む人たちに対して、人間関係が合わないなら異動していい理由や、異動を決める際の確認ポイントなどを、わかりやすく、解説していきます。
ぜひ、最後まで、ご覧ください。
「人間関係が合わない」が、異動理由として十分すぎるワケ
「人間関係が合わないから、異動したい…」
と思っても、「それくらいで、異動なんて」と、考えてしまうかもしれません。
でも、いいんです。
ここでは「人間関係が合わないなら、異動すべき」その理由を解説していきます。
人間関係は、異動理由の隠れた常連
人間関係が合わないために、異動する人は少なくありません。
ただ異動するときに、その理由まで、いちいち説明しないですよね?
周囲が知らないだけ、あるいは「新しいキャリアのため」といった、
差しさわりのない理由に置き換えられているだけ。
人間関係が合わないから、異動する。
それは、決して珍しいことではありません。
人間関係が合わなければ、リセットする
仕事には、多くの人が関わります。
そして、一度こじれた人間関係は、修復がむずかしい。
だったら、誰かが異動して、人間関係をリセットした方が、効率的です。
異動先で新たな人間関係を築き、仕事を頑張ってくれる方が、会社にとってもメリットが大きいのです。
人間関係が合わないのなら、堂々と、異動願をだしましょう。
人間関係は、時間と距離が変えてくれる
たとえ異動したとしても、同じ社内にいれば、いつか、仕事で関わることもあるかもしれない。
でも、異動して、時間と距離を置けば、状況が変わります。
会社は「立場」で関係性をつくる世界。
上司と部下、同僚同士、といった関係性も、異動してしまえば、何の意味も持ちません。
異動することで、立場を変え、関係性を断ち切ることができるのです。
異動願を出す前に、確認すべきポイント
「もう異動してやる!」
と、異動願を書きかけているかもしれませんが、実は異動を決める前に、確認すべきことがあります。
後から後悔することのないよう、そのポイントを押さえておきましょう。
大人の関係を保つ
異動しても、現在の職場の人たちと、関わる可能性があることは、覚えておきましょう。
異動先の職場で、元いた職場との連携を求められることもあります。
「異動するんだから、どうなっても構うもんか」
と、感情に任せて行動するようなことはせず、
職場仲間として、最低限のマナーは、守るようにしましょう。
仕事を整理しておく
異動しようと思ったなら、自分の仕事を整理しておきましょう。
短期間で、引継ぎすることも、あるかもしれません。
異動後まで、「この仕事は、どうしてましたか?」
と、引きずりたくないですよね。
いつでも異動できるよう、仕事を整えておきましょう。
キャリアを見直す
異動したい!と思っても、異動先は慎重に、探しましょう。
せっかくなら、あなたの強みや適性を、活かせる職場に、移りたいですよね。
また、異動を成功させるために、事前の準備も必要です。
あせって決めてしまうのではなく、自分が成長できる職場を、しっかりと探すようにしましょう。
※「自分に合う職場の探し方がわからない」← 迷った時は、キャリア相談もおすすめです
人間関係が合わないとき、異動願はどう書くの?
人間関係が合わないから、異動したい。
そう思っていても、実際に異動願を書くときに、そのまま書いてしまって、問題ないのでしょうか?
ここでは、異動理由を書く際の注意点を解説します。
当たり障りのない理由をすすめる理由
結論からいえば、異動願には「当たり障りのない」理由の方が、向いています。
というのも、通常、異動願は、本人→上司→人事、と経由します。
異動願に「上司と合わないから」などと書かれていれば、上司もいい気はせず、人によっては握りつぶしてしまうことも。
本気で異動したいのなら、ここは大人の対応を取り、
「●●部で経験を積みたいため」
「▲▲のキャリアを希望しているため」
といった、ポジティブな理由に置き換えるのが賢明です。
知らしめるために書く人もいる
そうはいっても、
「上司にひどい扱いをされた」
「同僚からのいじめを相談したのに、何もしてくれなかった」
など、上司を許せないがために、あえて、その理由を記載して、
人事や役員などに訴えたい、という人もいるかもしれません。
もちろん、そうすれば、上司のひどさが伝わる可能性は、あります。
でも、本当に伝えたいのなら、人事に直接、話をした方が早いです。
また、一度、異動願を出してしまえば、あとから取り返すことは、できなくなります。
「本当に書くのか?」は、十分、考えるようにしましょう。
異動後も関わる可能性を忘れない
異動願が受理され、異動できたとしても、その職場の人たちと、今後、関わる可能性があることは、覚えておきましょう。
今は、怒りやくやしさで、いっぱいだとしても、会社を辞めるつもりがないのなら、大人の対応を心がけましょう。
まとめ
今回の記事では「人間関係を理由に、異動してもいい?」「異動願に、本当の理由を書いていい?」と悩む人に、人間関係に悩むなら、異動した方がいい理由や、異動願を書くポイントについて、解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 人間関係が合わないなら、異動して問題なし
- 異動を決める前の、確認ポイント
- 異動後を考え、異動願は「大人の対応」で作成しよう
いかがでしたでしょうか。
仕事をすすめる上で、人間関係は欠かせません。
その人間関係が合わないのなら、異動願を出して、新しい環境で気持ちよく働くようにしましょう。
とはいえ「人間関係が合わない」を、前面にだすのは、おすすめではないことも、お伝えしました。
本記事でご紹介したポイントも、参考にしつつ、あなたにとって、働きやすい職場を手に入れていきましょう!
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