- 新しい仕事が始まったけど、なんか合わない…
- 向かない仕事って、耐えるべき?それとも、すぐにでも辞めるべき?
- 辞めるか、耐えるか。どうやって判断すればいい?
「新しい仕事についたけれど、なんか合わない…」
「合わないなら、もう辞めた方がいい?」
と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
もちろん「この仕事は、絶対に合わない」のなら、即、退職すればいい.。
ですが、そうはいっても、苦労して得た仕事だったり、それなりの理由があって、選んだ仕事だったりもします。
だからこそ、
「辞めるべき? もうちょっと続けるべき?」
と、悩んでしまうんですよね。
本記事では、「この仕事、合わない気がする…」と悩んでいる方に、「一年は耐えてみる」ことを、おすすめしています。
なぜ、一年耐えるべきなのか?という理由や、耐えることによって得られるものについても、解説していきます。
ぜひ、最後まで、ご覧ください。
仕事を一年耐える意味とは
まずは「仕事を一年耐えることに、どんな意味があるの?」から、みていきましょう。
仕事の向き不向きがわかる
嫌な仕事、合わない仕事だと感じていても、一年耐えれば、感情のみでなく、
「その仕事は、自分の適性に合っているのか?」
が、考えられるようになります。
多くの仕事は、一年間かけて、一巡します。
そのため、最初はつらくても、一年間、続けていくうちに、仕事全体へと視野が広がり、
その上で、「自分に合うか、合わないか」が、わかるようになっていきます。
仕事を辞めるべきかの判断がつく
どんな仕事でも、最初は慣れないし、うまくいかないことも多いです。
でも、一年耐えてみると、
「こんな仕事、絶対いやだ」なのか、
「苦手だけど、続けたら成長につながるかも」なのか、
その判断も、つくようになります。
逆に、仕事を一年未満で辞めてしまうと、
「自分に合わないから、つらい」のか、
「仕事に慣れないから、つらい」のか、
その見分けが、つかないままに。
次の転職先を探すにも、自分の適性が、わからないままになってしまいます。
次の転職の準備ができる
一年間あれば、次の転職に向けて、じっくり準備することができます。
「この仕事、合わない!辞める!!」
と、勢いで退職してしまうと、次の転職先が決まっていなかったり、考える余裕もないまま、転職を繰り返してしまうことも。
一年間耐えるのは、より自分に合う転職活動をするため、でもあるのです。
失業手当が受けられる
仕事を辞めて、次の仕事が決まるまでの間は、失業手当(正式名称は、雇用保険基本手当)が、受けられます。
失業手当を受給するためには、
「離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること」という条件を満たす必要があります。
ただし、会社都合による退職や、正当な理由による自己都合退職と認められれば、条件となる期間は半分(1年間で通算6ヶ月以上)に軽減されます。
転職先がすぐに決まらない可能性もあるので、失業手当も視野にいれつつ、「一年耐える」のは、妥当な選択といえるでしょう。
◆雇用保険基本手当について:
ハローワークインターネットサービス
離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること。
ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。
仕事を一年耐える間にすべきこと
「そうはいっても、一年間も耐えるなんて…」と、感じる方もいるかもしれません。
ですが、この一年間ですべきことは、ただ仕事に耐えるだけではありません。
この期間をどのように使うのか、についても、解説していきます。
自分の適性を確認する
まずは、あなたがどのような仕事に向いているのか、改めて、適性を確認しておきましょう。
今の仕事がつらい、と思っていても、それなりの理由があって、選んだはず。
次の仕事選びで、同じことを繰り返すことがないよう、
「どのような仕事なら、あなたの強みや適性を活かせるのか?」
を、考えておきましょう。
「どうやって、自分の強みや、適性を探せばいい?」と悩む人には、キャリア相談もおすすめです。
初回相談は無料なので、気になる人は、試してみましょう。
転職条件を決める
仕事に求めるものは、人それぞれ。
自分の強みをとことん伸ばしたい人もいれば、適性はさておき、給料の高い仕事につきたい、という人もいます。
あるいは、勤務地や、社会貢献などで、選ぶ人も。
転職活動を始める前に、あなたにとっての、優先順位を決めておきましょう。
転職活動をすすめておく
あなたの適性や、転職条件が決まったなら、転職活動も始めましょう。
「一年は耐えよう」とお伝えしましたが、一年もかからず、理想的な内定が得られたなら、一年待つ必要はありません。
新しい職場に移り、思い切り、働いていきましょう。
仕事を一年で辞めるためのポイント
最後に、「一年耐えて、退職する」ためのポイントを、解説します。
いざ、退職しようとしてから、もめたりしないよう、注意深く、過ごすようにしましょう。
余計な仕事は受けない
仕事を辞めるつもりなら、割り振られた仕事のみに集中しましょう。
新しい仕事などを受けてしまうと、転職活動にかける時間が減ってしまうし、退職時の引継ぎも、大変になります。
できるだけ、おとなしく過ごし、業務量を増やさないようにしましょう。
仕事を常に共有する
仕事は、常に他の同僚と一緒に、担当するようにしましょう。
打ち合わせや、メールなども、自分一人で対応するのではなく、さりげなく、先輩も入れておく。
転職先が決まってから、「引継ぎできない…」と、あせらずにすみます。
退職プロセスを確認する
現在の職場における、退職のルールや、プロセスなども、確認しておきましょう。
たまに、「今日、辞めます」と、突然、電話一本で退職を告げる人もいますが、
できれば、社会人として、筋の通った退職をしておきたいもの。
退職届の書き方や、提出日、有給の消化予定なども、事前に確認しておきましょう。
自分のことは話さない
「こんな仕事、どうせ辞めるんだ」
と思っても、その気持ちは、できる限り、心の中にとどめるようにしましょう。
転職活動を始めても、思い通りに進むとは限りません。
また、転職先が決まっても、現在の職場の人と、つながりがある可能性もあります。
転職活動をしていることや、転職先については、すべてが整ってから、話すようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、「合わない仕事は、辞めるべき? 耐えるべき?」「仕事を耐える意味って、あるの?」と悩む人に対して、仕事を一年耐えるべき理由や、耐えている間にすべきことなどを、解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 仕事を一年耐える意味とは
- 仕事を耐える期間にすべきこと
- 仕事を一年で辞めるためのポイント
いかがでしたでしょうか。
せっかく新しい仕事に就いたけれど、仕事が合わなかったり、つらいことがあったり、
「もう、辞めてしまいたい」
と、感じることも、あるかもしれません。
もちろん「合わなければ、今すぐ辞める」も1つの選択ですが、本記事では、
「一年耐えて、もっと合う仕事をみつけよう」
ということを、お伝えしてきました。
「前の仕事も合わなかったけれど、今の仕事もつらい」
と、合わない転職を繰り返さないよう、一年耐え、準備を行うことで、より自分に合った仕事を探していくようにしましょう。
ここでご紹介した方法も試しつつ、よりあなたに合った仕事、職場を、みつけていきましょう。
※「転職先をしつこく聞かれるんだけど…」 ←答える必要はないです!
※「仕事に興味を持てないときは、どうすればいい?」←興味が持てない理由と対処法を解説!