・職場のえこひいきに、イライラする…
・上司が特定の人だけ、えこひいきしてる。かなりストレスだ…
そんな悩みを抱えている人も、多いのではないでしょうか。
えこひいきは、見ているだけでもイライラするし、ストレスですよね。
実は、えこひいきをする人には、ある共通点があります。
それは、「プライドが高いのに、自信がない」こと。
この記事では、
「なぜ、うちの職場には、えこひいきがあるの?」という、えこひいきの背景をお伝えし、
「じゃあ、わたしはどうしたらいいの」という疑問に、答えていきます。
詳しくみていきましょう。
職場上司がえこひいきを行う理由
プライドが高いから
えこひいきを行う上司は、プライドが高いです。
「自分は優秀な人間だ」
「自分は特別な人間だ」と思っているので、
「わー、すごい」「さすがですね」
と、ほめてくれる人、もちあげてくれる人を、ひいきします。
逆に、自分に意見したり、指摘してくる人は苦手。
「自分は特別だ」と思っているので、その世界が崩されることを、ひどく嫌います。
自分に自信がないから
「自分は優秀だ」と思っているくせに、自信がない。
矛盾しているようですが、これが、えこひいきを行う人の特徴です。
自分の判断や、行動に自信がないから、「それで大丈夫ですよ」と安心させてくれる人を、ひいきします。
評価を得たいから
自分は優秀だと、勝手に思い込んでいるだけなら、いいのですが、
周囲にも、自分への高い評価を求めるのが、やっかいなところ。
自分だけでなく、すべての人に対し、
「自分を正しく(=優秀だと) 理解し、評価すること」を、求めます。
そのため、自分を優秀だと思わせてくれる人を、えこひいきするのです。
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職場上司にえこひいきされる人とは
自信を与えてくれる人
「自分は優秀である」と、高いプライドを持っているので、その自尊心を満たしてくれる人を、えこひいきします。
具体的には、
自分の言うことに従う人(文句を言わない人)、肯定してくれる人、ほめてくれる人など。
逆に言うと、こういうタイプの人は、やりすぎなくらい、持ち上げても、まったく動じません。
自分に対するほめ言葉は、そのまま受け取ってしまう人でもあります。
仕事ができる人
えこひいきする人は、仕事ができる部下も、大好きです。
なぜなら、部下の成果は、自分のものだから。
仕事ができる部下に対して、
「がんばってるねー」などと、親しげにすりより、部下が成果をだすと、すかさず、
「いかにして、自分が部下を指導したか」を、アピールします。
「自分が優秀であること」を、アピールするのが、大好きなのです。
コネのある人
えこひいきする人は、コネのある人も、大好きです。
コネ入社の社員、重役に気に入られている人などは、
「自分の将来に、影響を与えるかもしれない」と考え、すりより、えこひいきします。
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職場上司のえこひいきに対する対処法
えこひいきする理由をさぐる
職場上司のえこひいきに、ストレスを感じている人も、多いでしょう。
ですが、その上司がえこひいきをする理由を知ると、ちょっと楽になるかもしれません。
えこひいきされている人を、よく観察してみましょう。
「ああ、あの人は、上司をほめるのが、うまいんだな」
「ああ、あの人は、●●部長の娘さんか」
理由がわかれば、「なんだ。そんなものか」と思うことも、多いでしょう。
職場内でのえこひいきは、よくないですが、その実は
「実力不足の上司が、自分を守るために、必死に味方集めをしている」だけだと、わかります。
少しは、溜飲も下がるのではないでしょうか。
仕事で成果をだす
えこひいきされている人がいるのなら、上司の相手は、その人に任せてしまいましょう。
えこひいきされていると思うと、イライラも溜まりますが、
逆に言えば、上司との、くだらない雑談なども、その人の仕事だということ。
必要以上に関わらず、自分の本来業務に集中しましょう。
仕事で成果をだせば、誰も文句はいいません。
自分の味方をつくっておく
職場にえこひいきがあるということは、公平性に欠ける職場だということ。
えこひいきがエスカレートすれば、いつ、自分に災難がふりかかるか、わかりません。
自分を守るためにも、自分の味方になってくれる人を、つくっておきましょう。
万一、自分が悪者にされてしまったときに、
「この人は、きちんと仕事をしている人です」と、証言してくれそうな人(良心、良識のある人)を、選ぶのがポイントです。
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職場上司のえこひいきに耐えられないなら
上役や上司に相談する
どうしても、えこひいきが目に余る、という場合は、社内のしかるべき人に、相談しましょう。
上司の上司にあたる人や、人事などがおすすめです。
ポイントは、きちんと時間を取って、相談すること。
「今、ちょっといいですか」といった雑談ではなく、相手の予定を取り、正式な相談の場を持ちましょう。
そして、相談した内容や、相手からの発言を、メモとして記録しておきましょう。
メモとして記録する意味は、この後、ご説明します。
異動を申し出る
職場のえこひいきについて、相談したのに、改善されなかった。もう、耐えられない。
という場合は、異動を申し出ましょう。
とはいえ、ただ「異動したい」と申し出ても、人手不足などを理由に、叶わないことも多いです。
ここで活躍するのが、「相談メモ」。
「いつ、誰に相談し、このような回答をもらった。だが、職場は改善されていない。」
ことを伝えましょう。
要は、思いつきや、わがままによる、異動希望ではなく、
熟慮を重ね、しかるべき人に相談もした。その結果としての異動希望だと、アピールするのです。
会社側も忙しいので、ちょっとした相談などは、忘れられてしまいます。
なので、相談したことは、自分で記録として残し、こういう場で活用するのが、おすすめです。
退職する
相談した、異動も申し出た。それでも、えこひいきは止まず、異動もかなわない。
ここまで来たら、あきらめて、退職も視野に入れましょう。
ストレスも、度を越えると、健康を損ないます。
仕事は大切だし、収入がなければ生活も成り立ちません。
でも、だからといって、体や心を壊してしまったら、元も子もありません。
あまりにも、がまんを重ね、体や心を深く傷つけてしまうと、治療や休養をしても、治らないこともあります。
もっと先の将来を考え、この職場で、どこまで耐えるべきか、考えてみましょう。
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まとめ:職場上司のえこひいきは、しょぼい理由だった!
ここまで、職場上司による、えこひいきと、その対処法について、お伝えしてきました。
えこひいきをする人は、プライドは高いけれど、自信がないため、
常に自分を肯定してくれるイエスマンを探しています。
えこひいきにイライラすることがあっても、えこひいきをする理由なんて、その程度のもの。
できれば、あまり関わらず、自分のやるべきことに集中した方が、お得です。
とはいえ、どうしてもストレスがたまる…という人は、ここでご紹介した対処法を、試してみてください。
少しでも、この記事が参考になっていたら、うれしいです。