- 職場でいちいち確認してくる人がいて、正直、困っている
- なぜ、あの人は同じことを、何度も質問するの?
- いちいち確認してくるのを、やめさせたい!
「職場に、いちいち確認してくる人がいて困る」
「質問ばかりしてくる人を、なんとかしたい」
と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
できることなら、職場の人間関係は、良好に保ちたい。
だけど、いちいち確認してくる人がいると、そのたびに仕事が中断され、仕事がすすまない。
本記事では、「職場でいちいち確認してくる人がいて、困っている」「確認ばかりしてくる人を、何とかしたい!」と悩む人に対し、いちいち確認してくる人の心理や、その対処法について、わかりやすく解説していきます。
いちいち確認してくる人の心理
そもそも、なぜ、彼らは、いちいち確認してくるのでしょうか。
まずは、なんでも確認しなければ気がすまない彼らの、共通心理からみていきましょう。
ミスが怖い
いちいち確認してくる人は、ミスや失敗を、ひどく怖れます。
周りから見れば、「それくらい、自分で考えてよ」という些細なことであっても、
他人を巻き込み、ダブルチェック、トリプルチェックしなければ、気がすまないのです。
責任を取りたくない
いちいち確認してくる人は、自分で責任を取りません。
どんなことでも、周囲に確認を求め、問題が起きれば、
「●●さんに確認しました」と、他人に責任を押し付ける。
残念ながら「自分の仕事は、自分で責任を取る」、といった考えはありません…
目先のことしか考えない
いちいち確認してくる人は、今、この瞬間のことしか、考えません。
「どういう経緯で、この質問が来ているのか」
「この対応をすると、相手はどう反応するのか」
など、仕事の前後関係には、無関心。
ただ、目の前にある問題を、自分の前からどけることしか、考えていないのです。
同じ質問を繰り返す
いちいち確認してくる人は、その場をしのぐことしか、考えない。
なので、同じ問題が起きれば、同じ質問をしてきます。
「それ、前も聞いてきたよね」と、嫌味をいっても、「そうでしたっけ?」と、とぼけて終わりです。
仕事を覚えない
結局、いちいち確認してくる人は、仕事を覚えようとか、自分ひとりでできるようになろうなどとは、考えていません。
「その場が、収まればいい」
「それ以外のことは、自分には関係ない」
そう思っているから、何度でも同じ質問をしてくるし、自分のミスでも、他人のせいにできるのです。
何度も同じこと聞いてくる… いい加減にしてよ!
いちいち確認してくる人に対応するリスク
仕事を覚える気がなく、何度でも、同じ質問をしてくる。
その質問に、いちいち、答えていたら、自分の仕事が進まないだけでなく、彼らの面倒に巻き込まれてしまうことも。
ここでは、いちいち確認してくる問題児に関わる、リスクについて、解説していきます。
便利な人と認識される
いちいち確認してくる人は、人の迷惑など、気にしません。
自分が質問することで、相手の仕事を中断させて悪いなとか、教えてくれてありがたいなとか、
そういう常識は、持ち合わせないのです。
それどころか、
「あの人なら、教えてくれる」と思われると、毎回、頼られてしまうことに。
責任を転嫁される
なぜ、彼らがいちいち確認してくるのか。
それは、自分が失敗したくないから。
もっといえば、「失敗したときに、責任を負わせる相手がほしいから」です。
質問を受け、親切心で教えてあげたとしても、問題がおきれば、
「あの人に確認したんです」と、責任を転嫁されるリスクがあることを、覚えておきましょう。
周りから期待される
いちいち確認してくるような人は、職場でも、問題児として認識されていることが、多いです。
誰だって、そんな人には、関わりたくありません。
職場の中に、親切に対応してくれる人がいれば、「あの人に面倒をみておう」と、思うのが人情。
自分にはまったくそのつもりがなくても、面倒な人を押しつけられるリスクがあることも、忘れてはいけません。
優しい人ほど、押し付けられがち。気をつけて!
いちいち確認してくる人への対処法 5選
職場で質問されたら、答えないわけにはいかないですよね。
でも、面倒な人に、毎回毎回、確認をされていては、自分の仕事に集中できません。
ここでは、同じことを何度も確認してくる人に対して、どのような対処法があるのかを、解説していきます。
メモを取らせる
同じことを質問してくる人には、その場で、メモを取らせましょう。
そして、また同じ質問をしてきたら、
「前回メモを取りましたよね。それを確認してください」と、伝えましょう。
メモを見返して、納得してくれれば、よし。
「メモしろなんて、不親切な人だな」と去ってくれれば、もっと、よし、です。
調べる方法を教える
直接的な答えを教えず、調べる方法や、担当者の名前を伝えるのも、1つの方法です。
「これは、こうすればいいですよ」ではなく、
「マニュアルは、あのフォルダにありますよ」
「担当の●●さんに聞いてみたら、どうですか」と、自分で調べる方法を、教えてあげましょう。
わからないふりをする
何度も質問をしてくるのを、やめさせたい、と思ったら、答えるのを、やめてみましょう。
質問された内容を知っていたとしても、あえて、
「私も、わかりません」と、答えてみる。
「えー、じゃあ、どうしたらいいんですかー」と、聞かれたら、
「上司に聞いてみたらどうですか」と、切り返す。
知っていることを伝えないのは、心苦しくても、自分を守るためには、心を鬼にすることも必要です。
上司に相談する
あまりにも、質問が多い、自分の仕事に集中できない、という状態が続く場合は、上司に相談しましょう。
職場の問題は、上司の問題です。
職場メンバーが、ひとりで抱えて、解決できるものではありません。
「質問が多すぎて、業務に支障がでている」と、訴えてみましょう。
異動・転職を検討する
職場に問題児がいるからといって、自分が職場を変えるのは、納得いかないですよね。
ですが、面倒な人は、異動させたくても、異動先が受け入れてくれないことが多い。
つまり、面倒な人ほど、異動しない(=異動できない)のです。
上司に相談しても、解決しないようであれば、将来のため、異動や転職も考えておきましょう。
「今さら異動なんて…」「これといったスキルもないし…」
という人には、キャリア相談もおすすめ。
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ここで、筆者の個人的な体験談も、ご紹介します。
以前、職場で、細かな質問が多い人と、隣り合わせになったことがありました。
一日に何度も「これは、どうしたらいいですか?」と聞いてくる。
マニュアルや、過去事例を伝えても、ほとんど確認もせず、
「これには、なんて返事すればいいんですか?」と、「回答文」を聞いてくる。
当初は、丁寧に対応していましたが、あまりにも質問が続くので、上司に相談しました。
上司も、彼女が質問しまくっていることは、わかっていたようで、
彼女には、メンター(相談係)がつくことに。
その後も、質問されることはありましたが、
「●●さん(メンター)に、相談したらどうですか」とのみ、答えるようにしました。
まとめ:いちいち確認してくる人と、うまく距離を保とう
今回の記事では、「いちいち確認してくる人がいて、困っている」「質問ばかりしてくる人を、なんとかしたい」
という悩みに対して、その対処法を解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- いちいち確認してくる人に、共通する心理
- いちいち確認してくる人に関わることのリスク
- 対処法①:メモを取らせる
- 対処法②:調べる方法を教える
- 対処法③:わからないふりをする
- 対処法④:上司に相談する
- 対処法⑤:対人スキルをあげる
いかがでしたでしょうか。
職場の同僚とはいえ、確認ばかりしてくる人がいると、自分の仕事に集中できないし、トラブルに巻き込まれてしまうことも。
面倒な人には、近寄らないのが一番です。
ここで紹介した対処法も試してみながら、どうしても、うまくいかないときには、将来のため、次の職場も探しておきましょう。
「そうはいっても、転職なんて…」という人には、キャリア相談もおすすめ。
キャリアのプロに、自分の強みや適性について、アドバイスをもらってみましょう。
自分でも気づかない強みが見つかれば、心の余裕につながります。
あきらめずに、働きやすい職場を、手に入れていきましょう!
※「なんでそんなに要領が悪いの?」←困った同僚への対処法はこちら
※「こんな職場、もういやだ!」←とりあえず、社内異動を検討してみましょう