- 望まない異動辞令を受けてしまった…拒否してもいい?
- 異動拒否したいのだけど、どんな理由がある?
- 異動を拒否したら、どうなる?
「自分の希望とは異なる、異動辞令を受けてしまった」
「異動を拒否したいのだけど、拒否しても大丈夫?」
と、気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、40代、50代にもなると、望んでもいない転勤や、出向を命じられてしまう人が、増えてきます。
できることなら、拒否したい。
でも、拒否したら、その先がなくなるのでは!?
本記事では、「異動を拒否したいけれど、拒否するのもこわい…」と悩んでいる方に対し、異動に関する考え方や、異動を命じられたときの選択肢について、解説していきます。
ぜひ、最後まで、ご覧ください。
筆者は40代で、子会社出向を命じられました。拒否したい…と悩んだときの経験談も、お伝えしていきます!
異動辞令は、拒否できるのか
まったく希望していなかった、職場や職種への異動辞令。
「希望に沿わない」と拒否することは、できるのでしょうか?
結論からお伝えすると、辞令がでてしまった以上、それを覆すことは、かなりむずかしいです。
もう少し、詳しく見ていきましょう。
人事異動を拒否できる「正当な理由」
基本的に、人事権は使用者がもっており、労働者がその命令を拒否することはできません。
ただし、使用者の人事権は無制限ではなく、その主張に「正当な理由がある」と認められれば、拒否できるとされています。
正当な理由とは、以下のような点です。
- 雇用契約書に反している
- 人事異動に、必要性や正当性が認められない
- 労働者が著しい不利益を被ってしまう
- 労働者の賃金が減額されてしまう
特に最近では、育児や介護などが「労働者側の、著しい不利益」に相当するかが、問われるケースが増えています。
異動拒否=希望が通る、ではない
たとえば、遠方への転勤を命じられてしまった場合。
「同居している親の介護があり、転勤できない」と拒否したら、どうなるでしょうか?
「わかりました。では、あなたの希望する職場に配属しましょう」
と、ならないのが、現実です。
これが、20-30代の若手であれば「退職されては困る」と、希望が通ることもありますが、
40-50代に対して、会社はそこまで甘くありません。
転勤がない代わりに、激務の部署に飛ばされる、
「訳アリ」社員の集まる窓際部署に送られる、なども、十分、考えられます。
決死の思いで、異動を拒否したからといって、あなたの思いが伝わるわけではない(=希望がかなうわけではない)ことを、覚悟しておきましょう。
異動拒否は、一時停止にすぎない
異動を拒否し、なんとか転勤を回避できたとしても、安心するのは、まだ早い。
与えられる職場は、自分の経験を活かせない職種だったり、
問題社員が集められる、いわくつきの部署だったりすることもあります。
また、一旦は「異動なし」になったとしても、事情が変われば(介護状況が変わる等)、即座に異動させられる、ということも、決して珍しくありません。
異動を拒否しないなら、どうすべき?
異動を拒否しても、メリットが大きいとは限らないことを、お伝えしてきました。
では、異動辞令を受けてしまったら、受け入れるしか、ないのでしょうか?
ここからは、一旦、異動辞令を受け入れて、その後にできることについて、解説していきます。
新しい職場に適応する
まずは、新しい職場や仕事に、慣れる努力をしましょう。
新しく配属されたあなたを、職場がすぐに受け入れてくれるとは、限りません。
人や仕事を早く覚える、あいさつする、丁寧な言葉遣いを心がける、など、
「いい人が来て、よかったな」
と、思ってもらえるよう、細やかなコミュニケーションを積み重ねることが、大切です。
転職する
新しい職場に慣れるよう、努力したけれど、「やはり合わない」ということも、あるでしょう。
特に、40代、50代にもなれば、それなりの経験を積んでいるもの。
なのに、それが活かせなければ、やりがいは感じられず、ストレスもたまる一方です。
これから、働いていく年数を考えたときに「ここでは、続けられない」と思うなら、転職を考えましょう。
ただし、40代、50代からの転職は、かなり厳しいです。
すぐに退職してしまうのではなく、仕事をつづけながら、しっかりと、転職に向けた準備をするようにしましょう。
起業・副業する
40代、50代にもなれば、会社に雇われるだけでなく「自分自身の力で、稼ぐ」ことを選ぶ人もいます。
まずは、副業を始めてみて、うまく行きそうだったら、本格的に起業する人も。
仕事が合わなければ、転職だけでなく、副業や起業も視野に入れて、検討してみましょう。
体験談:出向がつらくて、プロに相談してみた
ここで、筆者の個人的な体験をお伝えします。
筆者は40代で、出向になりました。
想定外の異動で、どうしても受け入れることができず、キャリア相談を利用してみることに。
そして、その結果「この職場で、新しいことを学んでみよう」と、気持ちを切り替えることができました。
異動が受け入れられない、異動がつらい、と感じている人には、キャリア相談もおすすめです。
初回相談は、無料。
無料相談だけでも、不安な気持ちが落ち着く人もいるので、気になる人は、一度受けておきましょう。
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まとめ
今回の記事では、「異動になってしまった、どうしたらいい?」「異動って、拒否できる?」など、異動について悩んでいる人に対して、異動を拒否するのがむずかしいことや、異動した後にできることなどを、解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 異動辞令は「正当な理由」がなければ、拒否できない
- 異動を拒否しても、一時的な「異動停止」にしかならない
- 異動を受け入れた後に、できること
いかがでしたでしょうか。
40代、50代にもなると、望まない異動、現実的でない異動など、
「そんなの、むりだ」という異動辞令を受けてしまう人は、多いです。
勇気をだして、異動を拒否してみたけれど、結局、望まない部署や仕事に、回されてしまった、ということも…
あなたに、残された選択肢は2つです。
新しく配属された職場に、働きがいをみいだすか、
あなた自身の力で、新たな働き方をみつけるか。
本記事では、40-50代の方が利用できる、キャリア相談も、ご紹介しています。
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※「これから、どうやって働いていけばいいのだろう…」と悩む40代の方は、こちらの記事もご覧ください
※「なぜか、仕事に行き詰ってしまう…」と感じる40代の方は、こちらの記事もご覧ください