- 上司がどうでもいいことばっかり、指摘してくる。正直、めんどくさい
- どうして、あんな、どうでもいいことに、こだわるのかな…
- あの細かさに、もう限界だよ…
「上司がどうでもいいことばかり、指摘してくる」「いちいち、対応してられない」
そう感じている人も、多いのではないでしょうか。
上司の指摘である以上、無視はできない。でも、
「毎日毎日、どうでもいい指摘ばっかり」
では、部下だって、耐えられません。
本記事では、「上司が、どうでもいいことばっかり、指摘してくる」と悩む人に対し、上司が細かすぎる理由や、そういった上司に対する対処法を、わかりやすく解説していきます。
ぜひ、最後まで、ご覧ください。
どうでもいいことを指摘してくる上司の心理【5選】
そもそも、上司はなぜ「どうでもいいこと」ばかり、指摘してくるのでしょうか?
まずは、「どうでもいいことでも、指摘せずにはいられない」
という、上司の心理について、みていきましょう。
完璧主義
「そんなの、どうでもいいじゃん」「そんなとこ、誰も気にしないよ…」
という指摘を、しつこく、繰り返す上司。
完璧主義で、真面目な上司にありがちです。
彼らの世界には「そんなこと」は存在せず、すべてが重要なアイテム。
「句読点のあるべき位置」や、「正しいてにおは」も、絶対に譲れない重要事項なのです。
過去のやり方から、抜けられない
「いや、そりゃ正論だけど、今から全部、やり直せってこと?」
と、気が回らない上司、融通がきかない上司も多いです。
上司自身は、過去の経験をもとに、正しいと信じる選択をしたいのでしょう。
時代とともに、仕事のやり方は、どんどん変わっていくけれど、過去から抜け出せない上司は、意外と多いものです。
自信がない
「フォントがずれています」「こことここのセル、色が違っています」
「それくらい、指摘する時間があるなら、自分でやったら?」
という上司も多いです。
どんなに小さなことでも、自分の手を動かさず、部下を使おうとする上司。
自分に自信がない上司に、よく見られる傾向です。
「ちょっと直そうとして、うっかり、計算式まで消してしまったら…」
と、自分で失敗することを恐れるあまり、どんな小さなことでも、部下にさせようとします。
他人を信用できない
上司たるもの、部下をまとめ、統率してこそ、アウトプットをだせるもの。
ですが、中には、部下をまとめられず、リーダーシップを発揮できない上司もいます。
その最たる理由は、部下を信頼できず、任せられないから。
このタイプの上司は、部下に任せたはずのことまで、口出ししてきます。
すると部下は、自分で考え、動くことができなくなってしまいます。
結果、チーム全体としての仕事は、進まなくなります。
プライドが高い
自分が「上司であること」に、強いプライドや、存在意義を感じている人もいます。
そして「上司である自分」を実感したいがために、なんでもかんでも、指摘しようとします。
資料の修正から、デスクの整理整頓まで。
「指摘する」ことで、自分が相手より上の存在であることを、アピールしたいのです。
ものすごく、めんどうなタイプなので、このタイプの上司には、逆らわないことをおすすめします。
どうでもいいことを指摘してくる上司への対処法【3選】
それでは、どうでもいいことばかり指摘してくる上司に対して、一体、どう対処すればよいのでしょうか?
ここでは、明日からでもできる、具体的な対処法を、ご紹介していきます。
「承知しました」で受け流す
どうでもいいような指摘ばかりしてくる上司は、あまり能力があるタイプではありません。
とはいえ、相手は上司。
正面から逆らっても、損するだけです。
よほどのハラスメントなどでない限り、上司からの指摘に対しては、
「承知しました」
と、受けておきましょう。
そして、どうしても納得できないことがあれば、時間を置いてから、上司に確認しましょう。
プライドの高い上司ほど、「自分の指示に、その場で反論」するような部下を、許すことができません。
余計な目をつけられることのないよう、「その場では、受け流す」のが得策です。
上司の「譲れないポイント」を探す
「いや、だって、本当に、どうでもいいことばっかり、言ってくるんだけど」
そう思う人も、いるでしょう。
でも、実はその「どうでもいいこと」にも、濃淡があります。
上司にしてみれば「すべて重要」ですが、実は「ものすごく重要」と「まあまあ重要」が、混じっています。
上司自身が認識できていないことも多いので、本人に聞いても「はぁ?」と、言われるでしょう。
でも、注意深く観察していると、「ものすごく」と「まあまあ」の見分けがつくことも。
上司のこだわりが、どんなところにあるのか、じっくり探してみましょう。
職場を変える
「もう、これ以上、むり」
と、どうでもいい指摘に耐えられなくなってしまったら、あきらめて、別の職場を探しましょう。
サラリーマンである限り、上司は自分で選べない。
唯一できるのは、新しい上司を探すことだけです。
とはいえ「この上司がいやすぎる」という理由だけで、異動や転職を決めるのは、ちょっと早計かも。
「上司がいやだ」というのは、きっかけにすぎません。
どうせなら、自分の強みが活かせる仕事や、自分の適性にあった職場を、探すようにしましょう。
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体験談:前職の成功体験を引きずる上司
ここで、筆者の個人的な体験をご紹介します。
当時の上司は、とにかく文面に厳しい人。
「句読点」や「てにおは」など、徹底的に、指導を受けました。
それなりに経験もあった筆者。
あまりの細かさに、少々まいってしまい、前任者に相談すると、
「ああ、それ、洗礼だから」と、ひと言。
その上司は、新しい部下がくると、1年間は、ひたすら細かい指摘を続けるのだそうです。
そして、その指摘は、上司の前職である、がっちがちの旧態企業での経験から、来るものだとか。
筆者の会社では、ほぼ死滅していたものも、上司の前職では、現役だったようです。
上司の細かさには、辟易しましたが、その理由や、誰に対しても同じだとわかってからは、少し楽になりました。
そして、耐えること1年。
新しい部下がチームに加わると、筆者への指摘は、ぴたりとやみました。
そして筆者は、新しい部下のぐち聞きに、まわることができました。
指摘したがる上司の心理を理解して、自分を守ろう【まとめ】
今回の記事では、「上司に、どうでもいいことばかり、指摘される」「細かすぎる上司を、なんとかしたい」と悩む人に対して、上司が細かいことにこだわる理由や、そんな上司に対処するための方法を、解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 上司がなぜ「どうでもいいこと」にこだわるのかを、理解しよう
- どうでもいいことにこだわる上司への、対処法を知ろう
- 細かすぎる上司に耐えられない時は、自分に合った職場に移ろう
いかがでしたでしょうか。
どうでもいいことに、こだわっている上司にも、何かしらの「言い分」はあるはず。
それを、真正面から否定するのではなく、さらりと受け流す。
それもむずかしい相手であれば、さっさと、自分に合った職場を探してみる。
長く働く職場だからこそ、自分に合った職場、納得いく働き方を探していきましょう。