・職場にずるい人がいて、いつもイライラさせられる…
・ずるい人って、自分のことしか考えない。周りの迷惑も、考えてよ…
職場にずるい人がいて、いつもイライラさせられる、迷惑をこうむっている、という人もいるのではないでしょうか。
「ずるい人」にも、いろいろなタイプがありますが、ほぼ共通しているのが、
- 自分の利益のことしか、考えない
- 周りの感情や、迷惑は、ほぼ無視
- 偉い人にだけ、取り入ろうとする
といった特徴です。
職場はチームワークなので、1人でも身勝手な人がいると、ものすごく迷惑ですよね。
でもなぜか、上司はその人をあまり注意しない…
このような、ずるい人が職場にいる場合、一体どのように対処していけば、よいのでしょうか。
本記事では、職場にいるずるい人の特徴や、ずるい人から自分自身を守るための方法を、わかりやすく解説します。
職場にいる、ずるい人の特徴
いつでも自分が中心
ずるい人は、常に利己的です。自分のことしか、考えません。
自分の利益になると思えば、興味を持ち、行動しますが、そうでなければ、とことん逃げていきます。
職場の有志で行うような活動、たとえば飲み会の幹事などは、自分の番が来ても、なんだかんだと理由をつけて、まったく働きません。
そのくせ、
「部長は、日本酒が飲めるお店がいいって、言ってましたよ~」
と、注文だけはつけてくることも。
自分の利益にならなければ、一切、動かない。ずるい人の特徴です。
周囲の人を利用する
ずるい人は、自分だけが大切で、他人には関心がありません。
そのため、平気で、周囲の人を利用します。
仕事を割り振られて、一緒に仕事をしていたはずなのに、気づくと、その人は抜けていて、自分1人で責任を負っていた…という経験は、ありませんか?
本人に文句を言っても、
「あなたが、一生懸命やってたから、邪魔したら悪いかなと思って~」
「他の仕事があって、ちょっと手を離せなくて~」
などと、適当な話(あるいは、うそ)で、ごまかすだけです。
周囲の人の迷惑や、感情などを気にせず、いくらでも利用する。これも、ずるい人の特徴です。
自己評価が異様に高い
ずるい人は、自分は頭が良い、賢い人間だと、と思っています。
そして、自分以外の人間は、「取り入るべき、上位の人間」か、「利用すべき、下位の人間」、
そのどちらかに、分類します。
上位に分類した相手には、徹底的に、こびへつらい、取り入ろうとする一方、
下位に分類した相手には、相手の迷惑も考えず、利用することしか、考えません。
自分は賢いから、人をうまく利用できる人間なのだと、思っているのです。
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ずるい人が職場で成功する理由
“使える”キーパーソンをかぎ分ける
ずるい人は、自分に役立つキーパーソンを、見分ける能力に長けています。
職場には、自分の上司や役員など、さまざまなキーパーソンがいますが、
ずるい人は、「自分に直接的な利益をもたらす力のあるキーパーソン」を、見分けることが得意です。
そのため、上司からは評価されていないのに、さらにその上の上司にかわいがられ、さっさと昇進していく、といったケースも見られます。
相手によって、態度を変える
ずるい人には、一貫性がありません。
相手や状況に合わせ、ひたすら、自分に都合のいい話を繰り出します。
職場の会議ではAだと主張していたのに、別の会議で、上位層の反応を見ながら、
「わたしも、Aはやめようと言ったんですけど、みんな聞いてくれなくて‥」など、手のひら返しもお手の物。
その場その場で、「誰にすりよれば、自分に利益があるか」、だけを考えて行動する。
本人にとっては「自分に利益があるかどうか」という判断軸ですが、周囲の人間にとっては、いい迷惑です。
取り入るのが得意
歯の浮くようなお世辞、おべっかも、ずるい人にとっては、朝飯前。
自分が利用しようと決めた相手に対しては、いくら周囲がドン引きしていようが、ひたすら取り入ります。
しかも、その取り入り方が絶妙なため、普段の仕事ぶりを知らない相手には、「こいつ、できるやつだ」と思わせてしまう。
「そんなことをして、恥ずかしくないのか」
と周囲が思っても、「自分に利益をもたらす人間」以外から、どう思われようと、まったく気にかけません。
ひたすら、利用相手に取り入る、そして相手からの評価を勝ち取る。
ずるい人は、こういった能力に長けています。
相手の感情を考えない
ずるい人は、自分以外のことに興味がありません。
自分の行動を、周囲の人間がどう思うか、などには一切、関心がありません。
普通の人なら、
「こんなことしたら、迷惑かな」とか、
「こういうやり方だと、他の人は困るよね」などと考えるものですが、
ずるい人は、自分しか見えていないので、周囲の気持ちや感情を、考慮することはありません。
職場にいるずるい人への対処法
できるだけ、関わらない
自分の利益にしか興味がなく、そのためには、周囲の人間にかける迷惑も、かえりみない。
そのような、ずるい人が職場にいる場合、まずは、できるだけ関わらないようにするのが、無難です。
役に立つと思われれば、頼みごとをされ、そうでないと思われれば、迷惑をこうむる。
そんな相手と、まともに関わっては、身が持ちません。
ずるい相手とは関わらない、距離を置くのが一番です。
揚げ足を取られないよう注意する
そうはいっても、狭い職場の中で、避け続けるなんて無理だ、という人も、いるでしょう。
彼らと関わらなければならないのなら、それなりの準備が必要です。
- その人がいる場で、他人のうわさ話をしない
「あの人が、こんなことを言っていたよ」と、
いつ、尾ひれをつけて、本人にささやかれるか、わかりません
- その人を、面と向かって否定しない
恨みを買うと、いつ陥れられるか、わかりません
- 話をするときは、できるだけ、事実を記録しておく
とんでもない場で、ひっくり返されても、対処できるようにしておく
ずるい人が避けられないのなら、関わる方も、心の準備をしておきましょう。
職場という世界で、勝とうとしない
最後に、職場という狭い世界においては、ずるい人が有利です。
なぜなら、倫理的によくないこと(約束を破る、うそをつく等)を行っても、職場という限られた環境で、すべてを裁くことはできないからです。
もちろん、法律に触れるような犯罪を犯せば問題ですが、ずるい人は、そのあたりは、ちゃんと見極めていて、
「ギリギリセーフ」から出ないよう、細心の注意を払います。
彼らが、職場の外の世界で、どの思われているかは、わかりませんが、
少なくても、職場という世界においては、彼らが有利であり、彼らに勝とうとする必要はありません。
あなたの選択肢は、2つ。
ずるい彼らに倣い、”彼らのように生きる”か、”あなたなりの自尊心をもって生きる”か。
彼らのように生きたくないのなら、職場という場において、勝とうとしないことを、おすすめします。
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まとめ l ずるい人を避けられないなら、心を準備しよう
ここまで、職場にいるずるい人の特徴と、それに対処するための方法について、お伝えしてきました。
ずるい人は、自分の利益に対して敏感で、それ以外のことに、一切気を使いません。
彼らに近づくと、いやな思いをする、損をするのは、あなたの方です。
できるだけ距離を取るか、関わらなければならないのなら、それなりの心の準備をしておくようにしましょう。