- 仕事が多すぎて、ぜんぜん回らない…
- 新人がきても、すぐ辞めてしまう。このままでは、潰れそうだ
- このまま、この職場にいて、大丈夫なんだろうか…
仕事が多すぎて、いくら残業しても終わらない。
このままでは、潰れてしまいそうだ…
という不安を感じている人も、多いのではないでしょうか。
「仕事が多すぎるなら、別の会社に転職すればいい」
といわれても、そんな簡単に転職できるものでも、ありません。
本記事では、「仕事が多すぎて、辛い」「このままでは、潰れちゃうよ」という悩みを抱えている人に対し、仕事が増えてしまう原因や、その職場に残ることにリスク、そして取るべき対処法について、わかりやすく解説していきます。
仕事が多すぎる職場 4つの原因とは
「仕事が多すぎる」「忙しすぎる」
そのように感じてしまうのは、なぜなのでしょうか。
まずは、なぜ「仕事が多すぎる」状況が起きているのかを、見ていきましょう。
適材適所になっていないから
本来であれば、適切な人材が、適切な場所に配置され、仕事を担当してほしいもの。
ですが、実際にはビジネス方針と現場がずれている、必要な人材を確保できていない、などの理由で、現場にしわ寄せがいくことは多いです。
やるべき仕事があるのに、それに対処できる人材が配置できていない。
そのため、一人あたりの仕事が増えてしまうのです。
マネジメントが機能していないから
仕事が多くても、適切なマネジメントができていれば、そこまでひどくはなりません。
仕事に優先順位をつけ、優先度の高い業務にのみ集中させる。
短期間でもいいので、他部署から、サポートできる人をつれてくる。
そのように、マネジメントが機能していれば、ひっ迫した現場であっても、持ちこたえることができます。
逆にいえば、マネジメントができていないから、現場が混乱してしまうのです。
人手不足が慢性化しているから
たまたま1人、退職者が出たというくらいなら、職場も耐えられるでしょう。
ですが、次々と退職者が続くような職場では、退職と採用が、イタチごっこになってしまいます。
あちこちに空きポストができてしまうと、「どう埋めるか」よりも「どこから埋めるか」が論点に。
もはや、人手不足は前提となり、「みんな大変なのだから、お前も働け」状態になってしまうのです。
能力のない人が抜擢されるから
人手不足が深刻化すると、社内の人材が足りず、適切な人材を、適切なポストに就けられなくなります。
マネジメントスキルもない人が、マネージャーに抜擢されるようなことも、増えてきます。
現場が疲弊しているのに、それをマネジメントできないマネージャーが派遣されてくる。
仕事が減るどころか、職場はさらに混乱してします。
仕事が多すぎる職場 “負の連鎖”がはじまる
このように、仕事が多すぎる職場では、さらにそれを加速させるようなことが、次々と起きていきます。
そして、ビジネスの現場を、必死に支えてきた職場でも、問題が起きるようになります。
ここでは、このような職場で、何が起きていくのかを、見ていきましょう。
ミスが増える
仕事量が多すぎる状態が続くと、ミスが増えます。
ミスが起きると、そのリカバリーも必要となり、仕事はさらに増えていきます。
職場が機能していれば、ミスの原因を解明したり、再発防止を検討するところですが、仕事が多すぎたり、マネジメントが破綻していると、そこまで手が回らなくなります。
結果、同じミスが繰り返されたり、仕事が増え続けてしまうのです。
人が育たない
仕事が減るどころか、増えていく。そうなると、人材配置も、いい加減になっていきます。
スキルも経験もない人が異動してくる。未経験の新人が、育成もなしに、ぽんと配属されてくる。
忙しい職場に、未経験者を育てる余裕はありません。
残念ながら、せっかく配属されても、お荷物になるだけです。
人が潰れていく
仕事が多すぎる状態が続くと、しっかりと休息が取れなくなり、体力や気力が削がれてしまう人もでてきます。
昨日までふつうに出社していたのに、翌日から突然、会社に来なくなる、なども、よく聞く話です。
注意したいのは、そのような人が「特別」ではないこと。
忙しすぎる職場では、いつ心身に不調が起きても、おかしくありません。
人が辞めていく
仕事が多すぎる状況が改善されない、やっと人が来たと思ったら、未経験の新人。
そんな状況が続くと、一人、また一人と、会社に見切りをつけ、職場を出ていく人が現れます。
職場が機能していない中、経験者が辞めてしまったら、残された人は、たまったものではありません。
仕事が多すぎる職場 6つの対処法
仕事が多く、人が育たず、辞めていく。
そんな職場で自分を守るためには、どうすればよいのでしょうか。
ここからは、その対処法についてご紹介していきます。
キャパオーバーを訴える
「言っても仕方ない」と思うかもしれませんが、上司に現状を訴えることは大切です。
訴えたところで、上司は何もしてくれないかもしれません。
それでも「自分の状況について、上司に説明し、改善を求める」ことを、一度は行うことを、おすすめします。
そうすることで、後述する「仕事を断る」「異動を申し出る」なども、やりやすくなるからです。
優先順位をつける
仕事が多く、複数タスクが同時並行している場合、どれをいつまでにやるべきなのか、混乱してしまうこともあります。
このような場合、週1回でいいので、優先順位を整理する時間を持ちましょう。
タスクを一覧化し、急いで行わなければいけない業務を、洗い出しましょう。
無駄な仕事を(こっそり)切る
優先順位をつけることで、いわゆる「無駄な業務」が、洗い出されることも。
だらだらとした会議、詳細すぎる報告書など、「この仕事、もしかして無駄じゃない?」というものは、ないでしょうか。
そういった業務があれば、少しずつ、手を抜いていくのも、1つの方法です。
「昨日、依頼された仕事で手一杯なので、今日の会議は欠席します」
と、優先度の低い仕事は、こっそり、減らしていきましょう。
仕事を断る
上司からの業務命令を、部下が断ることはむずかしい。
とはいえ、上司によっては、あえて「仕事を振りやすい人」を選んでいることも。
すでにキャパオーバーなのに、新たなタスクまで降られては、やっていられません。
勇気をだして、断ってみましょう。
ポイントは、「3回に1回」など、断る回数を決めておくこと。
3回仕事を受けたら、次の1回は断る、などと決めておくと、「すみませんが、今回はむりです」と言いやすくなります。
異動する
仕事が多すぎるのなら、どこかで見切りをつけることも必要です。
転職も選択肢ですが、まずは、社内に異動先がないかどうか、探してみましょう。
会社全体が人手不足の場合、通常では異動が難しいような職場や、未経験の職種にも挑戦できる可能性があります。
思い切って、異動を申し出てしまうのも、1つの方法です。
転職する
「異動したい職場がない」「この会社では、自分が成長できない」
と感じている場合は、転職を検討しましょう。
大切なのは、「自分に合った仕事」をみつけること。
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まとめ
今回の記事では、「仕事が多すぎて、潰れそう!」「仕事が多すぎるときは、どうしたらいい?」という悩みに対して、その対処法を解説してきました。
要点をまとめると、以下の通り。
- 仕事が多すぎるのは、マネジメントや組織に原因がある
- 潰れないよう、自分を守ることが大切
対処法①:キャパオーバーを訴える
対処法②:優先順位をつける
対処法③:無駄な仕事を(こっそり)切る
対処法④:仕事を断る
対処法⑤:異動・転職する
いかがでしたでしょうか。
仕事が忙しすぎる職場では、自分自身が潰れてしまわないよう、注意しながら、働くことが大切です。
「これなら、できるかも…」という対処法があれば、ぜひ、試してみてください。
そして「これ以上、もう無理!」というときは、キャリア相談サービスも、利用してみてください。
相手はキャリアのプロ。仕事の不安やモヤモヤを、じっくりと聞いてくれます。
あなた自身を大切にできる仕事、あなたに合った仕事を探していきましょう。