- なぜか、上司とぜんぜん合わない…
- いろいろ試してみても、上司とうまくいかない
- もう、この上司にはついていけないよ
「上司とうまくいかない…」「もう、ついていけない…」
と悩んでいる人も、多いのではないでしょうか。
部下は、上司を選べません。
また、実力のない上司ほど、他からの引き抜きもなく、なかなか職場から出ていきません。
いつまで、この地獄の職場に、いなくてはならないのだろう…
本記事では、「もうだめだ。この上司には、ついていけない!」
と感じてしまった時に、取るべき行動について、説明します。
ついていけない上司の特徴
話がコロコロ変わる
自分の考えや、意思をもたない上司は、誰かに何かを言われるたび、方針転換します。
「これで、進めておいて」といった、その数時間後には「やっぱり、こっちにして」と、
話がころころ変わります。
「さっきと、話が違うじゃないですか」と、文句を言ったとしても、
「だって、部長がそうしろっていうから」と、他人のせいにします。
感情をコントロールできない
感情をコントロールできない上司も、困りものです。
冷静な判断や行動ができず、すぐに爆発してしまう。
特に、プライドが高い人ほど、自分の間違いを指摘された時に、爆発しがちです。
「おれは、そんなこと言ってない!!」
と、どなることで、本人はすっきりするのでしょうが、部下にとっては、いい迷惑。
どなられた部下だけだけでなく、周りで見ている部下たちも、仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。
職場全体の雰囲気も、悪くなっていきます。
パワハラ / セクハラがある
上司=偉い、と思い込んでいる人もいます。
そして、「自分は偉いから、多少の冗談は許される」と勘違いする上司も。
パワハラや、セクハラなど、問題行動を起こすのは、このタイプの上司です。
本人は、
「かわいいから、ちょっと、からかっただけ」
「上司として、ちょっと厳しく指導しただけ」
と思っていても、重大なハラスメントを、起こしてしまうこともあります。
仕事をしない、仕事ができない
一般的には、優秀な人間が昇格していくものですが、中には例外もいます。
特に年功序列型の会社では、同年代が昇格した後、取り残された人に対して、救済措置が取られることも。
「あいつも、まあ悪い奴じゃないし。課長くらいなら、いいだろう」
と、役員の温情で、昇格してしまう、なんてことも、めずらしくありません。
筆者は、約20年、人事に携わってきましたが、残念ながら、こういうことは、普通に起きています。
部下を守らない
部下を守らない上司も、います。
本来なら、部下に仕事を任せ、部下の責任を取るのが、上司の役割。
でも、
「部下のミスは、部下のせい」
と、部下を守らない上司もいます。
これでは、部下側も安心して、働くことができません。
上司についていくべきか
ついていきたいと”思える”上司の場合
「この上司、つらい…」と思っても、それでもついていきたい、と思わせる上司もいます。
部下の扱いはひどくても、仕事のできる、頭の良い上司がこのタイプに多いです。
こういった上司の場合、
「これくらい、当然理解するだろう」と、相手に対する要求レベルが高く、ついていくのが大変です。
でも、「できる上司」であれば、自分も大きく成長できる可能性があります。
あきらめてしまう前に、「何か学べるところは、ないかな」と、考えてみましょう。
ついていきたいと”思えない”上司の場合
仕事もできない、部下の扱いもひどい。
そういう上司には、正直、ついていきたい、と思いにくいですよね。
文字通り、ハズレ上司にあたってしまった場合には、しかるべき対応を取るようにしましょう。
ついていけない上司への対処法
周囲に相談する
「この上司には、ついていけない」
と感じているのなら、上司の上役や、人事に相談してみましょう。
ポイントは、上司の行動を具体的に説明すること。
- 職場で部下を大声で叱責する
➡ 職場全体で、萎縮してしまい、業務に支障がでている
- 昨日の指示が、今日変わるなど、指示内容が変わることが多い
➡ やり直し業務が多く、仕事が時間内に終わらない
上司のどのような行動に困っているのか、具体的に、伝えてみましょう。
異動を申し出る
上役や、人事に相談しても、何も変わらなかった。
その状況が変わらないのなら、異動も検討してみましょう。
会社によっては、社内公募制度を設けているところもあります。
この制度がある場合、通常の異動とは異なり、上司を通さずに、自分から異動希望を出すこともできます。
転職を考える
社内に、異動したい部署がなければ、転職も考えてみましょう。
転職エージェントは、無料で利用できるところが、ほとんどです。
「とりあえず、登録してみる」くらいで、使ってみても、よいでしょう。
異動も転職もしたくない。でも…
もう、この上司にはついていけない。でも、異動も転職もしたくない…
その場合、残る方法は1つ。今の職場で、生き抜くためのスキルを身につけるしか、ありません。
スキルを身につけることで、
- 上司に一目置かれる存在になる
- 上司の存在が、気にならなくなる
なども、可能になります。
仕事に関する専門知識を深めたり、資格を取得するなど、スキルアップを考えてみましょう。
「そもそも、自分にどんなスキルが必要なのか、わからない」
という人は、以下のようなサービスも、おすすめです。
コミュトレ
コミュトレは、ビジネスコミュニケーション強化に特化した、スキルアップスクール。
有料トレーニングには、それなりの料金がかかるのですが、
初回のみ無料で、「コミュ力診断」を、受けることができます。
コミュ力診断を受けると、自分の強みやスキルを、可視化したレポートがもらえます。
自分は、どんなスキルを伸ばせばいいのだろう…と気になる人は、ぜひ一度、試してみてください。
筆者の例:ついていけない上司への対処法
上司の上役へ相談
大抵の上司には、耐えられると自負していた筆者ですが、以前、どうしても合わない上司がいました。
いろいろ試してみたのですが、どれもうまくいかず、上司の上役に、相談しました。
特に、困っていたのが、以下2点です。
- 事前に確認していても、その場によって、言うことが変わってしまうこと
- 方針を変更しても、関係者に情報が共有されないこと
上役から上司へヒアリングがあり、しばらく状況が好転したのですが、、、
1か月ほどで、元に戻ってしまいました。
異動を申し出る
その後も、数回、上役に相談をしましたが、状況は変わりませんでした。
一方、「おたくの部署は、何やってるんだ」と、関連部署からクレームが来るようになってしまいました。
上司の思いつきで変更が生じるので、「いつ、どう変えたのか」は、上司に聞かなくては、わかりません。
でも、上司に聞くと、機嫌が悪くなる…
上司に怒られながら、変更の経緯を確認し、関連部署に説明する…
必要な業務だとは思いつつ、「いったい自分は、何やってるんだ」と、疲弊していく自分を感じていました。
あるとき、キャリア相談、というサービスの存在を知り、利用したことで、異動する決心がつきました。
※「キャリア相談」を利用したときの体験談は、こちら
異動すれば天国、ではない
異動はかなったものの、異動先も天国というわけではありません。
今までの経験が通じない業務も、当然あります。
それでも、転職とは異なり、同じ社内で働けるので、ずいぶんと気持ちは楽になりました。
異動は命じられるもの、というイメージもありますが、状況によっては、自分から動き、かなえるものだと思います。
まとめ
「もう、こんな上司についていけない!」と思っている人も、きっと多いと思います。
それでも、仕事を辞めるわけにもいかないし、耐えるしかない…
そんな人は、ぜひ、ここでご紹介した方法を、1つでも試してみてください。
1つの行動を起こすことができれば、確実に、小さな自信につながります。
これからも、働き続けられる環境を、手に入れていきましょう。